平安宮 大蔵省跡・大宿直跡

京都府京都市上京区多門町
京都府の平安史跡1

  
大蔵省は令制八省の一つで、多くの倉庫があった大蔵を合わせて平安宮の北八町を占めていました。

出納・収納・度量衝などを職務とし、諸国から貢進される調庸・銭ないし金銀以下の貢献物を正倉などの倉庫に納め、官人給与の禄やさまざまな財源に充てられました。

大宿直は平安宮内に置かれた内裏警護人の詰め所で一町(120m四方)の規模がありました。

 
長和3年(1014)に焼失し、内蔵寮・掃部寮(かもんりょう)なども類焼しています。

なお正親小学校の校内西は大蔵省跡、東は大宿直跡(おおとのい)に当たり、さらにこの付近は安土桃山時代に築かれた聚楽第の本丸西濠跡に当たる場所になっています

『現地案内を参照』

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