小黒丸城

福井市黒丸町

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北陸自動車道「福井北IC」から416号線を西へ、えちぜん鉄道を越えて北へ曲がります。

九頭竜川の高屋橋を渡る手前、右カーブの所を南へ入りると、小黒丸城(おぐろまる)の石碑がありました。
  
  
延元四年(1339)、南朝方は三方より攻撃を加えたので堅固を誇っていたこの城も遂に落城、この地の南北朝の戦は終わった。

南北朝の時代の話は好きだね、もっと福井での話しを勉強しなくててはね。
  
  
九頭竜、日野の二大川が合流するこの附近は、鎌倉時代の延元暦応の頃、北朝方の斯波高経の拠った小黒丸城のあったところです。

北西に二大川を控え、東南は深田で平地の城であるが、このような立地条件を巧みに利して、つくられた城であるために、当時北朝方が築いた足羽七城の中でも随一の堅固を誇る城でありました。

高経は、この城を本拠とし、近くに構築された足羽七城を以って、北朝方の越前における勢いを挽回を図ったもので、藤島の戦で南朝方が、この城より討って出た兵のために苦敗をなめたものでした。

しかし、延元4年(1339)7月、南朝方は三方より攻撃を加えたので、堅固を誇っていたこの城も、遂に落城し、この地における南北朝の戦いは終わりました。

元は現在地より北方約50mの水田の台地に、城跡を示す碑が建立されていましたが、時代の進展に伴い、県営圃場整備事業により、区画の変更によって現地に移転改修されました。

『現地案内を参照』

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