兵庫県丹波篠山市細工所 | |
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篠山城がある市内より更に東へ走ります。 デカンショ街道の「小野新交差点」から173号線を北へ、3kmほどで「丹波細工所交差点」があります。 この交差点の東には標高404m(比高160m)の山頂に細工所城(さいくしょ)があります。 |
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ここは八上城の波多野氏に仕えた荒木氏のお城だよ。 丹波は山や道、そして街もきれいです、その理由が分かるような気がします。 |
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細工所城の麓、最初は公民館の前で「篠山五十三次」の案内を見て、登り道を尋ねた。 おじさんは親切、庭でタバコ10箱入りのケースを広げ、裏に太いマジックで大きく書いてくれました。 タバコケースの地図を持ちながら少し南に歩くとここに着くよ。 |
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「那須与一宗高の碑」 山麓には荒木城守氏香が創建した瑞祥寺がある。 弓の名手・那須与一が源義経に従い丹波を通る時、病気になり、当時の観音寺に祈願したところ病気が治りました。 のち屋島の源平合戦、両軍が見守る中で扇の的を射落としました。 その縁で、京都即成院 (そくじょういん)から分霊を祀ったのが瑞祥寺です。 |
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少し登ると大きな堀切、右側には秋葉権現社があるよ。 ここには館跡と思われる広い削平地、井戸跡が2つあるらしい。 東細工所にも城館跡がある、その東には明智軍が大筒を打ったと伝える鉄砲丸という峰がある。 |
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道標が沢山、途中にはロープが張られた急斜面。 ロープがあると楽しくなるよ、わざと滑ってみたり。 でも誰か見ているかも、だから真剣な顔で登る。 |
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10分ぐらいかな長い道のり、山頂だよ。 長さは200mの郭が続く、一番上は東西45m、南北12mで南側に虎口がある。 所々に礎石、その上には台風で倒れた木が覆う。 まだ冬の木々、きれいな山が隙間から見える。 |
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おじさんが言っていた、「正月には地元の人が登る」と。 子供も大人も火を囲み、日の出を待っている。 故郷に帰り、幼き友と話をするのかな。 それとも年配の方が若き頃を語るのかな。 顔ははっきり見えないけど、瞳に火を揺らしながら昔を語る。 きっと気持ちで語れる人がいるからだよね。 |
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前方の山上にあり、天文年間末(1550ごろ)に荒木山城守氏香が築き、約九百平方mもの本丸をもつ立派な山城で、荒木城・井串城とも呼ばれています。 波多野秀治に属し「丹波の荒木鬼」と恐れられましたが、天正五年(1577)明智軍の猛攻をうけ落城しました。 東細工所に城館跡が、その東に明智勢が大砲を打った鉄砲丸という峰があります。 氏香は東本荘の館に隠退し、子の氏清ら一族は光秀に従い天正十年の本能寺・山崎合戦・坂本籠城にも参加しています。 『現地案内を参照』 |
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