島根県出雲市東神西町 | |
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島根県の穴道湖を越え、斐伊川と神戸川を渡ると神西湖の南、標高101m(比高90m)の高倉山には神西城(じんざい)があります。 2006年11月、秋の旅。 出雲国は神話があるよ、尼子十旗はどこにあるのかな。 |
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尼子氏の月山富田城をとりまく尼子十旗、その一つ神西氏のお城だよ。 石見国への境目「出雲尼子十旗」、あと九城はどこかな、なんでも数字が気になるよね。 最後は播磨の上月城、秀吉が三木城を囲んでいた時、援けることができなかったんだよ。 |
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「那賣佐神社(なめさ)」 大国主命の妻・須勢理姫命がこの里で生まれ、夫婦仲良く岩坪の宮殿で暮らしていました。 ある日、社の前にある岩苔の上を渓流がなめらかに流れているのを見て「滑磐石なるかも」と言われました。 だから「なめさ」となったんだね。 |
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神社から10分ぐらいかな。 東、中央、西には3つの大きな郭、10余の小さな郭があるらしい。 中央と東側には3つの堀切もある。 「尼子十旗」は、白鹿城・三沢城・三刀屋城・赤穴城・牛尾城・高瀬城・神西城・熊野城・馬木城・大西城だよ。 全部行けたらいいね。 |
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あれが神西湖、向こうは日本海。 「出雲国風土記」には「神門水海(かむどのみずうみ)」と伝わる。 根の国にいた須佐之命(スサノオ)の娘が須勢理姫命、大国主命が妻にしたいと言ったんだ。 父の須佐之命はいろんな試練を与え、大国主命は全て克服し妻とすることができた、という神話があるところだよ。 |
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この山城を一般に神西城というが、正式には龍王山竹生城といいます。 貞応二年(1223)、相模国鎌倉から小野高通が地頭として下向し、ここに築いたのが神西城です。 以後、神西の地名をとって神西三郎左衛門と襲名し十二代続きます。 城郭の最高所は那売佐神社の裏山で、標高101m、神西湖や出雲平野が一望できます。 主郭三、小郭十余、堀切や土塁の一部が残っています。 出雲国西部における軍事上の要衝として、尼子十旗の一つとされました。 城主・神西氏に関する資料は乏しいが、尼子時代の後期に活躍した神西元通は有名で、元通は尼子勝久らと尼子家再興を目指して毛利軍と戦い続けましたが、天正六年(1578)播磨国上月城の戦いに敗れ自刃したのです。 『現地案内を参照』 |
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