梛八幡神社の御神木
(なぎはちまんじんじゃ)

兵庫県たつの市揖保町揖保上
天平宝字7年(763)、新羅の軍船が我が国に来て家島に布陣した時、播磨の国司藤原朝臣貞国は朝廷より追討の命を受け出陣に当たり、当梛八幡宮(なぎはちまんぐう)外五社六寺に戦勝祈願をし大勝を得た話が残っています。

  
神岡の里は神代の昔、出雲の阿菩大神が畝火、香山、耳梨の三山の争いを諫めるため、大和に向かう途中、この梛山に来ます。

その時、争いは止むと聞いて、乗ってきた船をこのお山に覆して、御在所(座)とされたところから神の阜(神岡)と名付けられました。

   
神功皇后が播磨巡幸の際、北方に紫雲がたなびき、霊香のただようを感ぜられ、神霊地なりとおぼしめされ、道主命に命じ尋ねます。

この時、何処ともなく獅子が現らわれ、この那祇山白壇の木の下に案内しました。

この霊木より霊香を発しており、山には榊(さかき)の木が繁茂しており、これこそ神霊地であると称して祀りました。

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