安国寺
(足利尊氏 出生の地)

京都府綾部市安国寺ノ段1
京都府の太平記史跡 
  
京都縦貫自動路「綾部安国寺」ICを降りて、27号線を北へ走ります。

すぐに案内があるので、西へ曲がり、集落の中を進むと安国寺、嘉元3年(1305)尊氏が誕生した地だったんです。

   
この地域は上杉荘とよばれ、上杉氏が居を構えていました。

上杉頼重の娘・清子は貞氏に嫁ぎ、出産のために丹波に帰って尊氏を生んだと云われています。

その時に産湯として使われていたんだね。

   
暦応元年(1338)、尊氏は夢窓疎石の勧めにより、元弘の戦乱以降に亡くなった多くの戦没者の霊を慰めるため、国ごとに安国寺・利生塔を創建したのです。

萱葺きの屋根が、昔と変わらない時を持っているんだね。
 

   
向かって左が尊氏の母・清子、中央が尊氏、右が尊氏の妻登子(とうこ)のお墓と云われています。

尊氏と登子の遺骨は、没後2ヵ月後に将軍・義詮によって安国寺に奉納されたと記されています。

この右側に桜があって、秋に六分咲きだったよ。

Home  京都府の太平記史跡