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上臈塚砦

兵庫県伊丹市中央

ＪＲ伊丹駅前の有岡城から西へ、１３号線の伊丹郵便局前交差点で南へ曲がります。

次の信号を西へ入ると黒染寺があり、このお寺が上臈塚砦跡（じょろうづか）と云われています。

伊丹はすごいよね、ＪＲ伊丹駅から東の猪名川を超えると大阪空港なんだよ。

こんな街中を飛行機が降りたり上がったり。

伊丹駅前の適当なパーキングに車を止めて、有岡城を見学。

そして西へと歩くとすぐに黒染寺、ここが上臈塚砦だね。

黒染寺は荒木村重の菩提寺なんだよ。

荒木村重の有岡城のある町は、侍町、城下町の周囲を土塁と堀で囲み、町ぐるみを城塞化した惣構えの構造でした。

この上臈塚は西を守る砦だったのです。

天正７年(1579)、信長の有岡城攻めで落城した時、城中の婦女子が多く処刑されたため、その霊を慰める「女郎塚」があります。

『現地案内を参照』

「伊丹郷町」

江戸時代、伊丹郷町は都の貴族近衛家の領地となります。

城は置かれず、町の有力酒造家から選ばれた惣宿老や御金方らの役人が近衛家の指示のもとに町の政治を担当しました。

清酒醸造は、ここ伊丹郷町で本格的に行われ、大いに栄えて、伊丹の酒は「丹醸」と呼ばれ、最盛期には樽廻船で江戸に運ばれていたのです。