帝釈山砦
兵庫県神戸市北区山田町坂本

  第二神明、伊川谷から北神戸線に乗り換えて「箕谷」で降ります。

国道428号線を西へ、「原野南」から85号線を西へ走ると北側には丹生山、その東北には標高586m山頂に帝釈山砦(たいしゃくやま)があります。

2006年4月、三木城へ糧を運んだお城は丹生山。 ここにはどんな物語があるのかな。


 
 

「帝釈山砦」

丹生山城の西へ行くとシビレ山、引き返して丹生神社から東へ行くよ。

丹生山には明要寺がありました、その奥の院が帝釈山、帝釈天を祀った山です。


 
詳細は分からないです。

天正六年(1578)、秀吉による三木城攻めの時、荒木村重が守る花隈城から三木城へ兵糧を運んだのは丹生山城。

でも、ここを通ると遠回りになるね。

 

  「途中」

丹生神社を出て、まもなく郭を発見。

丹生山城の出城だったのかな、でも奥にあるからお寺跡かもしれないね。

分からないけど、嬉しいよ。
 
  「郭」

リュックを道に置いて上る、何かある。

丹生山登山道にある石道標みたい、よく見ると違う。

石道標は四角いけど、これは丸くなっているよ。

ゆっくり奥に歩く、堀切がある。

  「堀切」

ここ山田町はお城が沢山、箕谷城や柏尾城など20城ぐらいかな。

南北朝時代、神戸市北区は新田一族の金谷経氏が後醍醐天皇や楠木正成らに味方したんだ。

このお城も関係あるのかな。
 
  「石積み」

堀切から降りると、道にはリュック、横を見ると石積み。

お待たせしたね、石だよ。

大坂のお城は面白かった、全部自転車で回っていたんだ。

道や駅、川も覚えた、でも車で行くと迷うよ。

  「井戸」

帝釈山方向へ少し歩く、道の右側。

落ち葉で埋まっているけど、円状になっている、きっと井戸だよ。

郭、堀切、石積み、井戸とそろった、でも城主が分からない。

それが面白い、と話をするんだ。
 
  「帝釈山」

着きました帝釈山の山頂。

ここに砦があったのかな、裏の一段下がったところは石積みになっている。

久々に歩いた、若者は次の日に足が痛くなる、二日後に痛くなるのかな、と思いながら3日目も過ぎる。

  「南の風景」

手前の山が丹生山、ずーと向こうには、明石大橋、そして淡路島は霞む。

いつも思う、もう来ることはないのかな。

ツツジ咲く帰り道、おにぎり分だけ軽くなったリュック、思い出いっぱい詰め込んだよ。

そんな物語、はやく聞かせてあげたいよね。

城跡探索