龍野城
兵庫県たつの市龍野町

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  龍野バイパスの福田ランプから179号線を北上します。 揖保川を越えた辺りが「童謡のふるさと」龍野市街です。 龍野には、ここの山麓に築かれた龍野城(たつの)と、その背後の山頂に築かれた鶏籠山城(けいろうざん)があります。

龍野の城下町は、道路に歴史地図や標識がよく整備され、聚楽亭や武家屋敷など昔をしのばせる建物が残り、個人の家並も歴史感のある造りに揃えられています。

 
  鶏籠山城への登山口は、この左側の道を少し上がったところにあります。

何回か訪れていますが、いつもこの場面しか見ていなかった。

中に入れば、東側に門があったんだね。
 

 
龍野城は今から500年ほど前(室町時代の末期)、鶏籠山城(けいろうざん)山頂に築かれたもので、初代城主は赤松村秀です。

以後、赤松時代は四代続きましたが、天正5年(1577)に信長の命による秀吉の播州征伐の軍門に降り、開城します。

その後、慶長初年に山頂にあった天守が破却されたといういい伝えがあり、江戸時代に入ると龍野城は現在地に平山城として築かれましたが、万治元年京極高和の丸亀移転にさいして破却され、その後14年間は天領となっていました。

寛文12年(1672)、幕命によって信州飯田から脇坂安政が五万三千石で入部し、龍野城を再建しましたが、時代はすでに大平の世でもあり、また外様大名でもあったので、幕府の嫌忌に触れることを怖れ、御殿式の築城に決したといわれ、そのため城郭というより武装化した邸宅と考えられます。

『現地案内を参照』

 

  
  「茶室」

安政年間(1854〜1859)龍野藩主脇坂安宅公は京都所司代の職にありました。

御所が炎上した際に、その復興に功績があったので、孝明天皇から茶室を賜わり、移築したものといわれています。
   

  
  「三木露風先生像」

街中や龍野神社など、沢山の場所に露風の誌碑があります。

戦国の遺構、文学、醤油資料館など見所が沢山あり、一日かけてゆっくりと探索するのもいいと思います。
 

城跡探索