笠岡城
岡山県笠岡市笠岡

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  山陽自動車道、「笠岡IC」を降りてから笠岡井原線34号線を南へ、笠岡港で国道2号線に入り、東へ500mほど行くと「城山トンネル」があります。 このトンネルの上、標高69m古城山には笠岡城(かさおか)があります。

2003年7月、ここは岡山の西の端、ここまで来たら大内氏や村上水軍も登場してきました。 もっともっと西へ行きたくなる城跡だよ。

 
  今では「古城山公園」になっています。

陶山義高が備中南部を巡検中に、海面に突き出た孤島のように見える丘が気に入り、城を築いたそうです。
 

  
 


弘治年間(1555-58)、能島村上水軍の一族、村上隆重が笠岡城を築城。 その後、村上景広、毛利元康が在城します。

関ヶ原合戦後、家康の所領となり、代官小堀新助が入城しました。

元和二年(1616)、池田備中守長幸が居城し、元和五年(1619)、松山城(高梁市)に移り、笠岡城は廃城となりました。

明治四十年(1908)、未新田埋め立てのため切り下げられ、城の遺構が消滅したのです。

『現地案内を参照』

 

  
石積み
  「石積み」

当時の状態はほとんど見られませんが、丘に登る途中に石積みがあります。 きれいな緑の中で、さりげなく並んでいます。
 
古城山公園
 

「古城山公園」

少し高台から見た公園風景、国道2号線がこの下のトンネルを通っているよ。 春には桜、夏には花火だね。

公園には芭蕉や高梁市生まれの清水比庵をはじめ沢山の詩碑があるよ。

 

  
稲富稲荷神社
  「稲富稲荷神社」

公園から北側に回ったところに神社があります。

笠岡駅の西には陶山一族の菩提寺「威徳寺」、神島の「自性院」には北条仲時ら432名と共に滋賀県の番場で自刃した陶山義高のお墓もあります。

本当に行きたかった、前調べをしておけばよかった。 全部を見せないのが、この城跡探索のいいところかも、でも残念。
 
笠岡港のフェリー乗り場
  「笠岡港のフェリー乗り場」

昔は城山からここを出入りする船を見ていたのかな。 フェリーはどこまで行くのかな。

ここは岡山の西の端、あと5kmほどで広島県です。 姫路から車での日帰りは、この辺りまでが限界かな。

それにしても広島市はすごく遠いよね。 姫路から名古屋ぐらいあるよ、昔、岡山市と広島市の間の2号線を走ったけど、くらっと来るぐらい遠いよね。
 

  
カブトガニ博物館
  「カブトガニ博物館」

お城から笠岡港を南へ2kmほど行くと「カブトガニ博物館」があります。  「カブトガニ」は2億〜3億年前からいて、同じ頃に恐竜もいたのです。

でも、6500万年前に突然恐竜が絶滅し、それから人間が生まれるのは6000万年後だって。 ということは恐竜と人間は同じ時期には住んでいなかったのだね。

よく考えたら、同じ時代に生きてたら、今ごろ地球上には人間もいないかも。 もし一つのいん石が落ちていなかったら、今はどんな地球かな。 そちらの方が恐いかもしれないね。
 

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