久世代官所
岡山県久世

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JR姫新線「久世駅」から南へ、国道181号線を渡ると重願寺、その南には久世代官所(くせ)の跡がありました。

 
 

姫路から津山、そして新見までの電車を姫新線(きしん)と言います。

近くに居ながら、まだ乗った事がない、新見探索に行く時に乗ろうかな。

ここは重願寺、代官所の山門と云われ、境内には早川夫人のお墓があります。

 

 


享保十二年(1727)、津山藩の減地により、美作西部五万石が幕府直轄地(天領)となり、久世に代官所が置かれます。

代官所は、津山藩が年貢米の積み出しのために設けていた御蔵(おくら)の敷地を転用しました。

以後、文政元年(1818)、津山藩に復帰するまでの約九十年間、作西地域の政治中心としての役割を担います。

「久世陣屋写図」によれば、代官の官舎兼執務所である御殿や代官の部下の住まいである長屋などが配置されていました。

「現地案内を参照」

 

  
  「早川八郎左衛門正紀」

正紀(さまとし)は、元文四年(1739)に江戸で生まれ、第二十代の代官として着任します。

年貢の収取方法を「定免」から「検見」方式に変更し、無理なく収取したり、生活の質素倹約を推奨しました。

このように数多くの善政を行い、名代官と仰がれていたのです。
 

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