三刀屋城
島根県雲南市三刀屋町古城

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松江から山陰自動車道・松江自動車道を走ります。 最終の「三刀屋木次IC」から54号線を少し南、三刀屋橋を西へ渡ると目の前には、標高120m(比高80m)の山頂に三刀屋城(みとや)があります。

2006年11月、秋の旅。 出雲国、ここも尼子十旗のお城、川の音は見えるかな。

 
 

今では三刀屋城跡公園、尼子十旗のお城は神西城と2つ目だよ。

尼子氏、大内氏、毛利氏に挟まれていた。

川の流れさえ分からない霧が出ていたんだね。

 

 


承久三年(1221)、鎌倉幕府の二代目執権・北条義時から諏訪部扶長(すけなが)が三刀屋郷の地頭職に任じられ、三刀屋氏を名乗り築城したのが三刀屋城です。

天文十一年(1542)、尼子氏家臣であった十四代・諏訪部久扶は、大内義隆に攻められて大内氏家臣となり、その後尼子氏方に復帰しています。

永禄五年(1562)、毛利元就に攻められて毛利方になるのですが、天正十六年(1588)に久扶が家康と会ったという疑いにより毛利輝元に領地を没収されるのです。

『参考文献を参照』

 

  
  川に架かる三刀屋橋から左(南)へ、車で上れるよ。

でも、前から来たら大変。

見れる風景も余裕なし、ゆっくりゆっくり7合目、駐車場がある。

下の駐車場は馬場跡や馬舎跡、まだ上れるかなと歩いて上がり、下りて上の駐車場まで車で上る。
 
  歩く道沿いは石垣、三刀屋氏最後か堀尾氏の頃に整備し直したと考えられると案内にある。

東端は一段高い物見櫓台で大きな放送器、中央が主郭で50mと13mの広さ、西は二の丸で稲荷神社とベンチがあるよ。

物見櫓台に石が散乱している、深い意味があると考えた。
 

  
  「三刀屋川」

地図を見る、毛利氏の郡山城から尼子氏の月山富田城へ。

安芸高田市から北へ、三次市を通り432号線を真北に上がる、もしくは西から54号線、一旦松江市に入り北から攻める。

その54号線は三刀屋川の流れ。 北、それもと南へ流れてる。

山頂からの眺めは素晴らしい、朝霧で音だけが流れているのかな。
 

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