薬仙寺萱の御所
兵庫県神戸市兵庫区今出在家町4-1-14
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JR兵庫駅から南東方向、阪神高速を超え、489号を東へ走ります。

松原通交差点のもう一つ東の清盛塚のある交差点を南へ、清盛橋を渡ると薬仙寺、ここが萱の御所跡と云われています。

 
  「牢(楼)の御所」ともいわれ、平清盛が後白河法皇を幽閉した建物で、三間四方の粗末な造りであったと云われています。(平家物語)

伊豆国に流された際に、源頼朝と出会った文覚上人は、後この御所に忍び入り、平家追討の院宜(いんぜん:上皇及び法皇の命を奉じて出す文書)を賜ったといわれます。)

『現地説明を参照』
  
  平清盛と後白河法皇は仲が良かったのですが、安元3年(1177)鹿ケ谷の陰謀と治承3年(1179)の治承三年の政変で、清盛は後白河法皇を幽閉し、福原への遷都を行ったのです。

後白河法皇は、幽閉中も子の以仁王が平家打倒の令旨を掲げると、反平家が高まり、ついに清盛は平安京へ還都、そして高倉上皇の急逝により後白河法皇は幽閉を解かれるのです。
  
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