忠盛燈籠
京都府京都市東山区祇園町北側625
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  永久年間の頃(12世紀)、白河法皇が祇園女御の許に赴かれようとして、このあたりを通られた時、折しも五月雨の降る夜で、前方に鬼にようなものが見えました。

法皇は供の平忠盛(清盛の父)に、討ち取ることを命じられましたが、忠盛はその正体を見定めての上で、これを生捕りにしたところ、油壺と松明とを持ち、燈籠に燈明を献ろうとしていた祇園の社僧でした。
  
  雨を防ぐ為に被っていた蓑が灯の光をうけて銀の針のように見えたのです。

忠盛の思慮深さは人々の感嘆するところで、この燈籠はその時のものと云われています。

ここは八坂神社、素戔嗚尊(すさのをのみこと)を祀り、「祇園さん」と呼ばれている、だから京都祇園祭は八坂神社の祭礼なんだね。

『現地案内を参照』
  
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