松殿と桜姫
岡山県岡山市中区湯迫
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JR東岡山駅と高島駅の中間あたりを北へ、龍之口グリーンシャワーがある山の南裾の湯迫温泉を目指します。

温泉の北の浄土寺から細い道を西へ進むと、松殿と桜姫の碑がありました。

 
  治承4年(1180)春、松殿(関白藤原基房)の屋敷で桜の宴が催された時、地方豪族の一女の舞と歌が基房公の眼に止まり、「桜姫」の称を賜りました。

この年、基房公は京都に帰り、後に京より迎えに応じて一女は基房公の許へ赴きます。

上京した姫は、源義仲に嫁ぎ、義仲が没した後に出生した鞠子の母となり、後年は、静かな一生を送ったと云われています。(鞠子は鎌倉二代将軍・頼家の妻)
  
  すぐ横にあるのは、鎌倉幕府五代執権・北条時頼が職を退いて、覚了坊道崇と名を改め、最明寺に閑居していました。

のち諸国を行脚し、この地の「見明院」に立ち寄り、最明寺入道時頼公にちなみ「最明院」と呼ぶようになったそうです。

『現地案内を参照』
  
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