平安宮 一本御書所
京都府京都市上京区中村町智恵光院西入北側
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京都府の平安宮史跡
平安時代、この付近は天皇の住まいであり、内裏の東側に当たり、一本御書所がありました。
平安時代中期の天暦2年(948)頃からの「貞信公記」などの文献に現れ、世間に流布した書籍を各一本(一部)書き写して保管・管理した所です。
侍従所の南にあって、公卿別当をもって長官に任じ、その下に預(あずかり)や書手(しゃしゅ)などの役がありました。
「平治物語」によると、平治の乱(1159)に際して、藤原信頼らが後白河上皇を一本御書所に押し込めたことが書かれています。
なお陽明文庫本「西宮記」によると、内裏外郭北門(朔平門さくへいもん)西の式乾門(しきけんもん)の内の東掖門(とうえきもん)には御書所があったとし、天皇の書物等を管理する内御書所は内裏内の承香殿(じょうきょうでん)の東片廂にあったと云われています。
『現地案内を参照』
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