平泉寺白山神社
福井県勝山市平泉寺町平泉寺56-63
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  福井・石川・岐阜の三県にまたがる白山(標高2702m)は古くから信仰の山とされてきました。

「越の大徳」といわれた泰澄大師(たいちょうだいし)は、養老元年(717)、この地の「林泉(りんせん)」で神託を得て、白山を開き、平泉寺を創建されました。

中世には、白山神社を中心に四十八社三十六堂六千坊が建ち並び、強大な勢力を誇っていました。
  
  しかし越前一乗谷の朝倉義景が滅んだ翌天正2年(1574)一向宗徒の一向一揆勢が乱入し、一山ことごとく焼失してしまいます。

十一年後、顕海僧正(けんかいそうじょう)が平泉寺を再興され、江戸時代には平泉寺から白山にいたる広い地域を、平泉寺の白山社領として支配していました。

明治元年の神仏分離令により平泉寺の寺号を廃して、白山神社になりました。
  
  源義経、弁慶らの一行も、平泉寺に立ち寄ったと云われています。

また六百数十年前に建てられた楠正成の供養塔や永平寺奉納の石灯篭、拝殿の奉納額などが歴史の古さを伝えています。

社務所の「旧玄成院庭園(きゅうげんじょういんていえん)」は室町末期に細川高国により造園されたと云われています。

『現地案内を参照』
  
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