吉備津神社
岡山県岡山市北区吉備津931
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  主祭神は大吉備津彦命で、第7代孝霊天皇の第三皇子です。

祭神の大吉備津彦命は、崇神天皇10年に四道将軍の1人です。

四道将軍とは、大彦命(おおびこのみこと)は北陸、武渟川別命(たけぬなかわわけのみこと)は東海へ、丹波道主命(たんばみちぬしのみこと)は丹波へ、そして吉備津彦命は西道へ派遣され吉備国を平定しました。
  
  本殿と拝殿は室町時代、明徳元年(1390)に後光厳天皇の命を受けた室町幕府第3代将軍・足利義満が造営を始め、応永32年(1425)に完成しています。

元々は吉備国の総鎮守でしたが、吉備国が備前、備中、備後に分かれたため、備前は吉備津彦神社、備中は吉備津神社、備後は広島にある吉備津神社と分かれました。
    
  回廊は長さが394mもあり、渡ると「御釜殿鳴動神事」を行う御釜殿があります。

御祭神に退治された鬼「温羅(うら)」を祀る所と云われています。

吉備津彦命の夢に温羅の霊が現れ、「わが妻、阿曽郷の祝(はふりの娘・阿曽媛によりミコトの釜の蒸籠(せいろ)を炊いてみよ。

もし世の中に事あれば、釜の前に参り給えば、幸あれば裕に鳴り、禍あれば荒らかに鳴ろう。
    
  ミコトは世を捨てて後は、霊神と現れ給え。

われは一の使者となって四民に賞罰を加える」と告げました。

今日も、「鳴釜の神事」が行われており、鳴動の音の大小長短により、吉凶禍福を占っています。

『現地案内&Wikipediaを参照』
  
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