皇塚古墳(こうづか)
兵庫県加西市上野町69
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  石部神社(いそべ)裏山の山頂にある皇塚古墳は、神社創建と同じ養老元年(717)頃に築かれ、第44代元正天皇皇女の墓とされています。

古墳時代に自然の丘陵地を利用して造られた円墳で、竪穴式石室があります。

発見された時、すでに盗掘されていたのですが、それでも鏡、刀剣、土師器、玉類が出土しています。
  
  奈良時代、養老元年(717)、皇女勅を奉じて安芸国宮島に御参詣、護衛の近士七十余名、他に宮人多数を従えて宮島に到着します。

三十七夜の御祈願を終えられ、海路を帰途につかれましたが、折り悪く暴風海波が荒れ、航行が至難し、皇女はお疲れになられ、播磨の室津の港に上陸されました。

そこに三日間ご静養ののち、陸路をとって播州賀茂郡船岡の辺を啓御されました。
    
  しかし皇女の疲れが再び重く、里人に仮殿を造らせて、回復に努められましたが、容態はよくならず、遂に崩御されました。

このことが上聞に達し、勅使の御下向があり、三津山(宮山)の山頂に埋葬されました。

『現地案内を参照』
  
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