見野古墳
兵庫県姫路市四郷町見野
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  見野古墳群は、古墳時代後期〜終末期(6世紀後葉〜7世紀)の群集墳で、10数基から構成され、比較的大型の横穴式石室を有することが特徴です。

10号墳は、墳丘封土の大半が失われ、石室の巨石が露出していることから、奈良県明日香村の「石舞台古墳」を彷彿させ、地元では「姫路の石舞台」と呼ばれています。
  
  6号墳は1つの墳丘に2つの横穴式石室を持つ「双室墳」と呼ばれるもので、地元では「夫婦塚(めおとづか)」と呼ばれています。

全国でも他に30を数える例しか知られていない珍しいもので、東西石室は同時に構築されたことが確認されています。

出土した小皿に、イタチなどのものとみられる長さ3cm前後の足跡が見つかり、皿を焼く前に屋外で乾燥させていた時、踏まれて付いたとみられ、非常に珍しいことだそうです。
    
  3号墳は、盛土はわずかに石室を覆っているのみで、天井石が一部露出しています。

石室は姫路市域でも有数の規模で、往時の被葬者の勢力が相当なものであったと推定されています。

ここから南東約650mには、白鳳時代創建と云われる見野廃寺があり、見野古墳群との関連性が推測されています。

『現地案内を参照』
  
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