新宮古墳(しんぐう)
兵庫県丹波篠山市郡家117
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兵庫の古墳めぐり
古墳時代中期(5世紀)後半に築かれた円墳で、新宮神社の背後に位置し、墳丘の規模は直径約52.5m、高さ約7mであり、篠山盆地に築かれた円墳としては最大の規模を有します。
古墳の周囲には、周濠が巡っており、その規模は径約87.5m、幅約18.5mです。
貞享4年(1687)に編纂された「篠山領地誌」によると、社殿はかつて墳丘上にあり、墳丘を掘削したところ石室内には甲冑や太刀があったと云われています。
神社には2枚の板石が保存されており、石室に関係するものと考えられています。
新宮古墳は、その規模から、当時の篠山盆地における有力者の墓である可能性が高く、時代が下がり、郡家周辺に設置されたと推定されている多紀郡衙(ぐんが:日本の古代律令制度の下で、郡の官人が政務を執った役所)との歴史的につながりを考える上で重要な史跡と云われています。
『現地案内を参照』
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