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有年原(うねはら)・田中遺跡は、赤穂市内を南流する千種川(ちぐさ)と有年盆地を西流する矢野川との合流の北に位置し、遺跡の北にそびえる奥山の谷から南に広がる緩やかな扇状地上に立地しています。
弥生時代・古墳時代の竪穴住居跡や、飛鳥・奈良時代の掘立柱建物跡(ほったてばしら)などと一緒にたくさんの土器や石器、木製品が見つかり、有年原・田中遺跡が弥生時代からの大集落であったことがわかってきました。 |
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有年原・田中1号墳丘墓
直径19mの円形の弥生時代後期の墳丘墓で、東側には墓道である陸橋部を西側には祭祀の場となる突出部を備えた珍しい形をしています。
幅5m、深さ1mの周溝によって囲まれ、西側には排水のための溝があります。
また墳丘斜面には千種川から持ち込まれた河原石が貼り付けられ、周溝内から大型の器台・壺・高杯(たかつき)が出土し、木棺の痕跡も確認されています。 |
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