寺内古墳群
兵庫県西脇市寺内519
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兵庫の古墳めぐり
寺内7号墳は、北端にある一番大きな古墳です。
墳丘は山を削り出して、一辺18mの正方形の基壇を作り、その上に18m×12mの長方形に土を盛り上げています。
石室は幅1.7m、長さ8.5mで、壁に屈折がない無袖の横穴式石室です。
副葬品は、須恵器や土師器の土器、鉄製の馬具、滑石製の白玉や子持勾玉などが出土し、子持勾玉は加古川流域では2例しかありません。
これらの出土品から寺内7号墳は、630−660年頃に築かれたと考えられ、このころ飛鳥地域の古墳は方形や多角形が多く、寺内7号墳も飛鳥地域の古墳をまねて築かれた可能性があります。
葬られた人物は、当時貴重な馬具や珍しい子持勾玉の副葬など、階級的に上位で、飛鳥地域の有力君と関係をきずいた地域の首長であり、寺内古墳群が築かはじめるきっかけとなった人物であると考えられています。
『現地案内を参照』
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