作山古墳(つくりやま)
岡山県総社市三須
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  つくり山と称されるほど、雄壮で巨大な前方後円墳です。

独立した小丘陵を削り、整形、加工したもので、一部に後世の改変をうけているものの、全長約282m、後円部径174m、高さ24m、前方部長さ110m、幅174mの規模をもっています。

三段に築成され、各段には密接して円筒埴輪がたち並び、斜面は角礫(かくれき;小さな石)でおおっています。
  
  造出しは、北側には存在しますが、対照的に南側にもあったかどうかは疑問です。

外周には周溝がなく、複数の残丘をのこすなど巨大な墳丘のわりには端整さを欠く面もあります。

作山古墳の規模は、全国的にみても第10位に相当し、県内では全長さ約350mで全国第4位の岡山市新庄下・造山古墳につぐものです。
     
  古墳の規模が豪族権力の反映または象徴であることからすれば、本墳の被葬者が吉備に君臨した大首長であることが想像されます。

この古墳の築造は、発掘調査がおこなわれていないので、あきらかではありませんが、墳丘の形態や円筒埴輪の研究から、5世紀中葉頃と考えられます。

『現地案内を参照』
   
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