唐臼山古墳(からうすやま)
滋賀県大津市水明1
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  この古墳は西側の封土が流失していて、巨大な箱形石棺状の石室が露出しています。

現況で全長5.45m、幅1.60m、高さ1.21mの長方形箱形をし、この様な構造を持つ古墳は、県内では3例しか認められず、また大和朝廷の官人層だけが造営できるという指摘もあります。

石室を成す各石材は、いずれも1.5×2.5m前後の扁平な板石から成ります。
  
  奥壁1枚、東側壁石3枚、西側壁石3〜4枚を立岩として連ねて室をつくり、4枚前後の天井石で覆うものでが、石室の入口がどのような構造を成していたか不明です。

入口付近の床面には、土師器細片と7世紀前後の須恵器片が認められました。 小野妹子を被葬者とする伝承は、江戸時代の記録にはじめて見られています。

『現地案内を参照』
  
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