西谷墳墓群
島根県出雲市大津町西谷
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  1953年に多量の土器が出土したことにより発見され、弥生時代後半から古墳時代中期(2世紀後半〜5世紀頃)にかけて、造られた総数32基の墳墓群であることが明らかになりました。

うち6基は、「四隅突出型墳丘墓」と呼ばれる弥生時代後期後半(2、3世紀頃)の山陰地方独特の墳丘墓です。

この墳丘墓は、四角い墳丘のコーナーが舌状に張り出す奇妙な形で、その表面には独特の方法で石が貼られています。
  
  葬られた権力者たちが吉備(現在の岡山県と広島県東部)地方や北陸地方と密接な交流をもっていたことも明らかになっています。

西谷墳墓群の出現や青銅器の多量埋納の背景には、弥生時代の出雲に大きな勢力が存在したことが考えられます。

近年、これを証明するかのように、北側に広がる出雲平野では、日本海沿岸で最大級の弥生時代の集落跡が明らかになりつつあるのです。

『現地案内を参照』
  
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