称念寺(しょうねんじ)
福井県坂井市丸岡町長崎19-17
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  称念寺は、時宗(鎌倉時代に興った浄土宗の一派で、開祖は一遍上人)の長崎道場と呼ばれていました。

正応3年(1290)、時宗二代目真教上人を当時の称念房がしたって建物を寄進しました。
  
  南北朝の騒乱の時代、新田義貞公は南朝方として戦いましたが、歴応元年(1338)、灯明寺畷の戦いで戦死し、その遺骸は時宗の僧八人に担がれ、称念寺に手厚く葬られます。

永禄5年(1562)には、浪人中の明智光秀公が称念寺を訪ね、門前に寺小屋を建て生活していたと云われています。
  
  徳川将軍家は、新田氏が先祖にあたるということで、その菩提所を大切にしました。

明治の版籍奉還により寺領が没収され、無檀家になり、称念寺は無住になります。

新田義貞公や称念寺の歴史を惜しむ人々により、大正13年(1924)に再建されたのです。

『現地案内を参照』
    
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