慶雲寺
兵庫県姫路市野里慶雲寺前町10-1
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兵庫のお寺めぐり
臨済宗妙心寺派の寺院です。
江戸時代の劇作家西鶴の5人女、近松の歌念仏で有名なお夏は、姫路城の大手門にあたる本町の米問屋但馬屋九左衛門の娘に生まれました。
清十郎は姫路の西方、室津港の造り酒屋和泉清左衛門の息子で、何不自由のない家庭に育ち、錦絵にも優る美男でした。
故あって清十郎は19才の時、但馬屋に勤める身となり、明け暮れ律儀に勤めたので、万人から好かれるようになりました。
いつしかお夏と清十郎は深い相想の仲となるのですが、九左衛門はこれを許しませんでした。
思いもよらぬ濡れ衣によって、25才の清十郎ははかなくも刑場の露と消えたのです。
お夏清十郎比翼
この事を知ったお夏は、黒染の衣に身をつつんで、続経三味に暮らし、ひたすら清十郎の冥福を祈りました。
但馬屋も2人の純愛に打たれ、「比翼塚」をつくり霊を慰めたと云われています。
『現地案内を参照』
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