長明寺(ちょうめいじ)
兵庫県西脇市高松町
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  孝徳天皇の御代(645−654)に不思議な法力を持つ僧・法道(ほうどう)が、天竺(インド)より渡来して、古高松とも呼ばれた金城山の山中に開いたとされる古刹です。

鎌倉、南北朝時代、金城山一帯に立ち並んだという七堂伽藍および三十六坊は室町時代の嘉吉の乱などでことごとく焼失します。

天正17年(1589)、山麓の現在地に復興されました。
  
  鵺退治の由来

仁平3年(1153)夏、近衛天皇は奇病になやまされていました。

深夜になると、黒雲が御所をおおい、鵺の鳴き声が聞こえ、その度に天皇は苦しまれました。

薬も名僧たちの祈願も効なく、やがて雲の中に住む妖怪のしわざと考え、弓の名手源頼政に妖怪退治が命じられます。
  
  源頼政のお墓

きっと見上げた頼政は力いっぱい弓をひき「南無八幡大菩薩」と心の弓に祈念して、矢を放つと見事命中、落ちてきた怪物を家臣の者の早太が刺し殺しました。

火をともして見ると頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎という、恐ろしいという以上で、天皇は感心され獅子王という名剣を源頼政に下されました。

『現地案内を参照』
  
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