仁和寺
京都府京都市右京区御室大内33
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  真言宗御室派(おむろは)の総本山です。

平安時代前期に光孝天皇が創建に着手し、仁和4年(888)に宇多天皇が完成させ、元号から仁和寺と名付けられました。

宇多天皇は退位の後、出家して仁和寺内に僧坊を営み、三十余年間修行に専心したため、法皇が御座する室(僧坊)ということから、「御室」と呼ばれ、後に仁和寺周辺の地名ともなりました。
  
  以後、明治維新まで約千年間、皇子皇孫が門跡として法燈(仏法がこの世の 闇を照らすこと)を伝えました。

その間、応仁の乱の戦火で全伽藍を焼失し、双岡西麓(ならびがおか)に仮御所を設けた時期もありました。

現在の伽藍は、江戸時代初期に徳川幕府の協力を得て再建されたもので、御所の紫宸殿(ししんでん)を移した金堂をはじめ、清涼殿の古材を用いて御影堂(みえどう)が造営され、観音堂、鐘楼、五重塔、経蔵、仁王門なども整備されました。
  
  宇多法皇は、天皇即位後の寛平3年(891)2月、菅原道真公を蔵人頭(くろうどのとう)に補任いました。

蔵人頭は近臣ともいえる職で、道真公もその期待に応え、天皇の治世を支えます。

道真は延喜元年(901)2月1日に大宰府に向かう事が決定しました。

その前に宇多法皇に最後のお別れに来られましたが、勤行の最中であったので、この石に腰掛けて法皇を待ったと云われています。
  
  中門内の桜は「御室桜」と呼ばれ遅咲きで有名な桜の林です。

古くは江戸時代から庶民に親しまれています。

令和の今、海外の人々でいっぱい、こんな時代がくるなんて、想像していなかったでしょうね。

『現地案内を参照』
  
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