神泉苑 (しんせんえん)
京都府京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町167
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  延暦13年(794)、桓武天皇が平安京の造営に当たり。大内裏の南の沼沢を開いて設けられた苑地で、常に清泉が湧き出すことから神泉苑と名づけられました。

その境域は、南北4町・東西2町という広大なもので、苑内には大池と中嶋のほか、乾臨閣(けんりんかく)や釣殿、滝殿などもあり、歴代の天皇や貴族が舟遊、観花、賦詩(ふし)、弓射、相撲などの行事や遊宴を行ったと云われています。
  
  天長元年(824)春の日早(ひでり)に、この池畔で東寺の僧・空海が善女龍王を祀って、祈雨の法を修して霊験があったと云われました。

以後、当苑では名僧が争って祈雨の修法を行うようになりました。

現在は、5月1日から4日間、神泉苑祭には、壬生狂言の流れを汲む神泉苑狂言が執り行われています。
  
  義経記には、後白河法皇が神泉苑に百人の白拍子を召して、雨乞いをさせました。

九十九人まで舞いました効験がなく、最後に静御前が舞うとたちまちに雨が降って国土が安泰となりました。

静御前の舞を見初めた義経は、これを機に静御前を寵愛するようになりました。

『現地案内を参照』
  
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