八塔寺
岡山県備前市吉永町加賀美(字八塔寺)
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  神亀5年(728)、聖武天皇の勅願により、弓削道鏡が建立した古刹で、本尊は十一面観音です。

源頼朝の誓願により梶原景時が八院七堂伽藍、十三重塔を再建し、元弘建武の頃まで、鎌倉将軍家代々の祈願所となりました。
  
  承久3年(1221)、後鳥羽上皇が隠岐遷幸の際に八塔寺に宿泊されています。

永正14年(1517)、赤松義村と浦上村宗の争いの兵火により、堂塔伽藍のほとんどを焼失し、寺は荒廃していきました。
  
  今では八塔寺ふるさと村として、八塔寺の周辺にはかやぶきの農家が点在し、水車小屋や小川のせせらぎなど、のどかな風景が広がります。

八塔寺や周辺の農家はすぐれた郷土景観で、八つ墓村などの映画のロケ地になっています。
    
  背後にそびえる標高539mの八塔寺山は、備前では有数の高峰で、別名行者山とも呼ばれ、絶壁に鉄の鎖が吊り下げられているなど、修験の地であったこともしのばれます。

また山頂からは13州が望めるといわれるほど素晴らしく、北に中国山脈、南に瀬戸内海と雄大な眺めを楽しむことができます。

『現地案内&Wikipediaを参照』
    
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