福田寺(ふくでんじ)
滋賀県米原市長沢1049
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  天武天皇の勅願により、近江の名族・息長宿禰王(おきながのすくね)が施主となり、白鳳12年(684)7月に建立したのがはじまりです。

神功皇后、允恭天皇の皇后(大中姫)、敏達天皇の皇后(広姫)や継体天皇ゆかりの息長家の菩提寺として、今日に伝えてきました。

当初、宗旨を三論(さんろん)・法相宗さらに天台宗と変え、覚如上人が当地を訪れたのを機会に浄土真宗に改宗されています。
  
  元亀・天正の法難(信長との戦い)の時、住職覚芸は福田寺門徒4,500余人と湖国10ケ寺の総統領として、同志二万数千人を指揮して、愛山護法の戦いをくりひろげられました。

境内の「殉教万人塚」は当時の遺徳を偲んだものです。
    
  承久3年(1221)、鎌倉幕府の執権・北条義時追放の院宣を出し、畿内や近江の兵を招集しました。(承久の乱)

境内には室町末期の作である枯山水の名勝庭園があり、鎌倉時代に造られた後鳥羽天皇の供養塔や石燈籠があります。

『現地案内を参照』
  
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