桑実寺 (くわのみでら)
滋賀県近江八幡市安土町桑実寺292
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  桑実寺は西国三十三所の32番札所である観音寺へ歩いて上る途中にあります。

山頂の観音寺の北側には、戦国時代の近江源氏の佐々木氏、その後近江守護六角氏の居城になった観音寺城がありました。

桑実寺恵縁起によれば、白鳳元年(662)、天智天皇の4番目の阿閇皇女(あへ:のちの元明天皇)の病気を治すため僧に祈らせます。
  
  すると琵琶湖から薬師如来が降臨し、阿閇皇女の病気を治して去りました。

感激した天智天皇の勅願により、藤原鎌足の長男・定恵が桑実寺を創建したと云われています。

天文元年(1532)、室町幕府第12代将軍・足利義晴がここに仮幕府を開いて、2年間幕府政治を行いました。
    
  江戸時代には衰えていた寺の力を盛り返し、付属の寺院も二院十六坊となりました。

しかしその後は荒れてゆき、現在では正寿院(しょうじゅいん)、千光院(せんこういん)、宝泉坊(ほうせんぼう)の三子院を残すのみとなりました。

『現地案内&Wikipediaを参照』
  
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