平忠度の塚(明石)

兵庫県明石市大蔵天神町、天文町
兵庫県の源平史跡2 
 
平忠度(ただのり)の塚は一つは神戸市長田区、もう一つは明石市にあります。

今回は明石市、山陽電車「人丸駅」の近くです。

  
両馬川旧跡 
 明石市大蔵天神町 
「人丸駅」の東の道沿い、駅の北側と思っていたけど、微妙に南側だね。

一ノ谷で敗れた平忠度は、海岸沿いに西へ落ちていきます。

これを岡部忠澄は十数余騎で追い、ここ両馬川で忠澄に追いつき、二人は馬を並べて組み討ちとなりました。
  

  
忠度塚 
 明石市天文町2丁目 
人丸駅から少し南へ、すぐに分かるよ。

忠度は忠澄を取り押さえた時、忠澄の郎等は主人の一大事とみて、忠度の右腕を切り落としたのです。

箙(えびら)に結びつけられた文を広げると、「旅宿の花」という歌が詠まれ、初めて忠度であることを知りました
  

  
腕塚神社 
 明石市天文町1丁目 
もう一度、駅のすぐ南側だね。

平忠度は清盛の末の弟で、文武に秀でた平家「一門の花」と呼ばれていたんだね。

敵も味方も、武芸、歌道にすぐれた忠度をおもい、涙したのです。

神社にある木製の右手で患部を撫でれば、よくなると云われているよ。
    

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