多聞寺(新都守護)

兵庫県神戸市北区有野町唐櫃3086-15
兵庫県の源平史跡2 
 
阪神高速7号北神戸線「唐櫃IC」から15号線を南へ、150mほどで多聞寺があります。

孝徳天皇の頃(645-654)、現在の地より南東の古寺山に創建されました。

清盛が福原遷都のとき、古寺山が丑寅鬼門の方角(当時は南へ約2kmの古寺山)にあたるので、京の鞍馬山に擬して新都の守護として大いに栄ました。

   
平家はこの山を都の加護としてだけでなく、都北辺の防御拠点と考えていたようです。

義経の別働隊多田源氏の一族が有馬郡に進出し、背後より福原を突こうとしたとき、多聞寺のみ平家に味方したので、兵火に焼かれ寺領も没収されたと云われています。

『現地説明を参照』