平安宮 内裏蘭林坊跡

京都府京都市土屋町通出水上ル東側
京都府の平安史跡1

  
豊臣秀勝邸跡の石碑と一緒になっているよ。

このあたり一帯は、古代において、平安京大内裏(平安宮)のうち、天皇の住まいだった内裏跡にあたります。

なかでも当地は、陽明文庫蔵「内裏図」により、蘭林坊跡と考えられています。

蘭林坊とは、天皇一代の大イベント大嘗祭などに使用される品物の保管場所です。

 
昭和49年(1974)、平安博物館の行った発掘調査によって、蘭林坊の東南隅の築地に関わる溝のような痕跡などがみつかっています。

その後、火災などにより内裏は別の場所に営まれ、この地は荒野となりました。

内裏跡ですので、「内野」とよばれ、天皇への遠慮があったようで、ながくここに住居などが建てられることはありませんでした。

『現地案内を参照』

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