冷然院跡

京都府京都市中京区竹屋町通堀川西入(二条城北側
京都府の平安史跡2

  
平安前期〜中期、冷然院があったところです。

弘仁年中(810-824)、嵯峨天皇の離宮として造営されたのがはじめで、林泉を前に数十の建物が建ち、天皇はしばしば行幸になって、華麗な詩歌の宴を行い、譲位後は、後院(上皇の御所)として使用されました。

 
嵯峨上皇の後、冷然院は皇室の重要な財産として伝えられ、代々天皇の離宮・後院として利用されました。

建物は四回火災にあい、幾度の再建の間に冷泉院としました。

天喜3年(1055)に取り壊され、以後の状況は不明ですが、平安前・中期の二百年以上にわたり、代々皇室に愛好され、林泉の美をたたえ文学作品も多く、平安文化の一中心でもありました。

『現地案内を参照』

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