養父神社(やぶじんじゃ)

兵庫県養父市養父市場827-3
兵庫の神社めぐり2
   

天平9年(737)の「但馬国税正帳」には出石神社、粟鹿神社とともに但馬五社として、その名が見られます。

「養父の明神さん」と呼ばれ、農業の神として親しまれ、紅葉シーズンには人でいっぱいになるらしいよ。

祭神は
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)  米麦、養蚕(ようさん)、牛馬の神様

少彦名命(すくなひこなのみこと)  薬草、治病の神様

大己貴命(おおなむちのみこと:大国主命)  国土開発統治の神様

谿羽道主命(たにはみちぬしのみこと:但馬道主命) 国民生活安定の神様

船帆足尼命(ふなほそこねのみこと)  地方政治の神様

狛犬ではなく「狼」の石像です。

田畑を荒らす猪や鹿から作物を守るため、狼を守り神にしています。

口を開けているのがメス、閉じているのがオスだそうです。

養父市場は、鯉の里です。

その始まりは江戸時代ともそれ以前とも云われています。

最初は食用の黒鯉が中心で、宿場町であったこの地で、郷土色豊かなごちそうとして食卓を飾り、養鯉が盛んになりました。

現在、全国に普及している墨の交じった「黒ダイヤ」系の品種は、すべてここで作られたそうです。

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