尾関山城

三次市三次町

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中国自動車道、「三次IC」から国道184号線を西へ走ります。

すぐ三次駅から北側へ、馬洗川を渡ると1kmほどの公園には尾関山城(おぜきやま)がありました。

2006年10月、秋の旅。 三次市は初めて来た、なんと赤穂藩の浅野氏に出会えるよ。
   
  
北には三吉氏の比熊山城がある、ここは出城だね。

今では公園、でもお城の形がよく分かるよ。

南は毛利氏、北から尼子氏が攻めてくる。

展望台からの風景、三次の街、そんな昔が見れそうだよ。
 
  
「阿久利姫」

初代三次藩主・浅野長治の息女で、七歳まで三次で過ごし十四歳で赤穂藩主・浅野内匠頭長矩に嫁いでいます。

刃傷事件の後、義士討ち入りに連座した人々の赦免嘆願に尽くし、長矩の菩提を弔いながら生涯を終えています。

兵庫県の豊岡城で、「広島の浅野家」と出てくる、ここだったんだね。
  
  
「比叡尾山城(ひえびやま)」

尾関山公園の展望台から東を見てる。

公園から馬洗川(ばせん)を隔てて東側、ここも三吉氏のお城だよ。

浅野氏の代に廃城、尾関石見守正勝のお墓は城の北東・西江寺、浅野氏の墓所は鳳源寺にあるよ。 
  
  
「三次の街」、南の風景、沼城が霞んでいる。

東側に車のテストコースがある、すごく広い、沼城ぐらいだよ。

見える風景には、人は見えない、いつしか四季の旅に来るかもしれないね。

次の街へと風景は変わるよ。 
   

 
標高202m、市街地の北隅、清流江の川畔にあるこの公園は春はさくら、つつじ、初夏は青葉によく、秋のもみじ、月見、冬の雪景にすぐれた自然公園です。

もとは小丸積山といって天正年間(1573-1591)三吉氏の重臣、上里越後守の居城したところですが、慶長六年(1601)福島正則の重臣、尾関石見守正勝が二万石を領してここに入城してから尾関山というようになりました。

寛永九年(1632)、三好藩主として浅野因幡守長治が入封すると、ここに下屋敷が置かれ、頂上に天文台(発蒙閣)を設けました。

天正初期、昔の城郭残塁の段を生かし広場、遊歩道をつくり、さくら、もみじなどを植えて現在に至っています。

なお、公園南麓にキリシタン灯籠があり、伝導苦難の跡がしのばれます。

『現地案内を参照』

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