田野城

兵庫県姫路市香寺町田野

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神崎郡の国道312号線「犬飼交差点」を西へ曲ると、1.5kmほどで香寺台団地に入ります。

団地の西側、標高221mの山頂には田野城(たの)があります。

2005年4月、いつの間にか過ぎた春の陽。 一年前は暑い夏、神崎の山も夏を待つ、待つだけの夏では思い出せない暑さだよ。
  
   
案内には、広さ東西20間、南北5間とある。 1.8倍すればいいよ、36mと8mだね。

でも今思い出せば、そんなに広かったかな、登る山を間違ってないよね。
 
  
田野の団地の西側から山合いの道を南へ行くと、須加院へと抜ける道。

途中、池がある所にお城の案内がある。

ここから登る、目の前の山だと思っていたら大間違い、左へ左へと歩くんだよ。
  
   
四月も終わってしまうね。 山登り、どの季節がいいだろう、城跡を見るなら冬だと思うけど。

汗まみれのセミ、声を聞くのもいいな。

暑い8月に行ったお城を思い出した、なんと2年前はすぐ近くの恒屋城だね。 
   
   
見張り台らしき所を過ぎると視界は遠い山、少し怖い谷横を歩きます。

南の山、須賀院構居がある所、向こうの山は増位山や広峰山あたりかな。 行ったのは2月、冬だね。

また思い出した、去年の夏は自転車で小野市や加古川市を探索していたんだ。 
   
   
急な登り、最後の登りと何回も言いながら、本当の最後だよ。

手前には堀切みたいな所、周辺には土留めの石積みが見えてる。 真夏に来ても楽しめるね。 
   
   
手前の山が伊勢山城がある山、小さいのが甲山、播磨風土記の14の丘の話、舟から冑(かぶと)が落ちた山だよ。

その向こうが200城記念版の太尾城の山、太尾城のページを見たら、2004年6月とある。

いつの間にか一年過ぎてた、去年の真夏はすでに思い出なのかな。

「夏の思い出作り」、それほど若くはない。 でも城跡探索をしていない頃の夏、太陽の暑ささえも思い出せないよ。
   

    
田野城は、西方500mの城山(標高220m)の山頂にあり、『播磨鑑』には、東西20間、南北5間、西ノ丸東西23間、南北6間と記されています。

十四世紀初めの頃、赤松円心の旗下であった堀氏五代の常光が田野城を築きました。

当時は今部城と呼ばれ、天正五年(1577)二月、秀吉の中国征伐によって、恒屋城、矢田部城と共に落城しています。

時の城主の堀出雲守満則は落城後、清瀬氏と改め、大庄屋職を務めました。

北東に見える田野の法琳寺は、堀氏の居館があったところです。

『現地案内を参照』

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