岡山県美作市栄町 | |
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お茶と温泉の街・美作町(みまさか)に入り、吉野川に架かる美作大橋手前の北側には、標高250m(比高170m)の林野城(はやしの)があります。 この美作は、鎌倉時代には吉野川の西側にある三星城とともに後藤氏が治めていました。 |
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山頂にたどり着くと、尾根筋には三の丸、二の丸と続き、この標識から奥は本丸へと続きます。 よく見たら北側(左側)は急な斜面、尖った尾根を歩いているのです。 奥の黒い所は落ちそうな急斜面だよ。 |
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ゆっくり登っても30分ぐらい。 しかし先に行った三星城の疲労で、こんなに整備された登山道でもへなへな状態。 一段一段の丸太が辛いよ。 お腹も減って、お茶も無し、焼きそばパンが食べたいところ、後でコンビニで買うことにしたのがこたえた。 途中休憩10回ぐらい、六月の日差は目に汗がしみる、美作の夏はもうすぐ来るよ。 |
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昔、この辺りは「倉敷村」と呼ばれていたことから「倉敷城」とも言われていたらしい。 奥に見えるのが本丸、ここは東の端、ところどころに石が自然のまま残っているよ。 この辺りまで来ると、疲れやお腹の減ったのは忘れているよ。 |
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本丸にある井戸で直径は2mぐらいかな、水は無かった。(上の写真の左の方) いつも井戸を見て思うのは、何故水があるのだろうと。 昔、近所の人が集まって庭を掘って井戸を造ったことがあるけど、それは地下水。 山を掘っただけで水が湧き出てくるのは不思議、雨水を溜めていたのかな。 知っていたら教えてね。 |
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「湯郷温泉方面の風景」 二の丸から見える風景だよ。 湯郷温泉は今から1200年の昔、一羽の傷ついた鷺が足を湯に浸けて癒しているのを円仁法師が発見したと伝えられる温泉です。 夏の夕暮れは噴水を見ながら湯に入り、浴衣姿で缶ビール、二階で遠くの花火に目もくれず、枝豆片手に写真の整理。 いつかはそんな探索をしてみたい。 |
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「安養寺」 登山口にあるお寺です。 境内の庭園は、津山城主、森忠政の家老・森采女可春がこの地に住んで造ったそうです。 秘仏といわれる木造十一面観世音立像(国の重要文化財)は33年に一回しか見れないみたい。 まだ2、3回は見れるね。 毎年2月・第2土曜日の夜には「裸祭り」が行われます。 吉野川で身を清め、裸と裸をぶつけながら「真木」を奪い合うよ。 |
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「夏を迎える虫」です。 下山の途中に見つけたよ。 虫が苦手な人がいるとは思いますが、まだ小さくてとてもかわいかったので載せました。 小学生の頃、ラジオ体操が終わると、走って山に探しに行ったものです。 30年も前の話、今ではお城以上に昔話になってしまいました。 2003年6月の美作は、今年も暑い夏を迎えているんだね。 |
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群雄割拠の鎌倉時代、林野城と呼ばれ又、以後倉敷城とも呼ばれていました。 向かい合う三星城の後藤一族が在城し、後に尼子勢・江見一族・宇喜多・小早川の勢力下にあったと云われています。 しかし、康安元年(正平十六年、1361、)山名伊豆守時氏が足利氏に背き、美作に侵攻の再に、三星城とともにこの城も落ちたと云えられています。 この城山は三方を川によって遮られた馬の背状の地形をうまく利用して、築かれた天然の要害であり、城郭も立派で本丸・二の丸・三の丸と三段に活用した連郭式の豪壮な山城で、標高250m山容の雄大なることは作東随一のものと云われています。 『現地案内を参照』 |
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