中津井陣屋

岡山県真庭市下中津井

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中国自動車道、「北房IC」で降ります。  国道313号線を南へ、下中津井で国道が直角に曲がる所を、そのまま南の街並みへと入ります。

「コスモス街道」「ブリ市」そして「西の明日香村」と呼ばれている北房町、この街には伊勢国の飛び領の中津井陣屋(なかつい)があります。
   
   
「伊勢国亀山領の陣屋跡」

北房町は山の中なのに、何故「ぶり市」が有名なのだろうと思っていた。

それは、300年ぐらい前に伊勢亀山藩の飛び領であった中津井陣屋が奨励したんだね。 今ではお祭り行事にもなってるよ。
 
   
「なかつい陣屋」

この北房町は10月になると、秋桜のじゅうたん道になるらしいよ。

夏もまだ来ていないけど、10月の「コスモス街道」を歩きに行くよ。  ブリ市祭りは正月頃なのかな。

姫路から城跡、秋桜、ブリ市と不思議な組み合わせだけど、楽しみだよね。
   

   
備中松山城主の石川総慶(ふさよし)が延享元年(1744)に、亀山(三重県亀山市)へ移ったとき、北房町のうち、上中津井、下中津井、上平田、下平田の四ヶ村と、有漢町のうち垣、長代、川関、上村、中村、下村の六ヶ村、賀陽町のうち竹井、岩村、黒土の計十三ヶ村一万石は亀山藩の飛び領地となりました。

亀山藩は幕末のころ特にタバコの栽培を奨励し「なかつい刻」として関西から四国へ販路を拡げて藩の財政を潤し中津井の町も大いに栄えます。

陣屋跡は、代官所が置かれたところで、明治四年(1871)の廃藩置県まで、実に百二十七年間続きました。

現在ここに領界を示す石柱が残り、石柱は備中松山城下と美作国を結ぶ街道の多和山峠にあったものを後に移します。

『現地案内を参照』

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