白石城

岡山県岡山市北区郡建部町太田

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山陽自動車道、「岡山IC]を降りて国道53号線を北上し、金川城のある御津町を超えて建部町へ入ります。

旭川の大宮橋がある「大田交差点」の484号線をわずかに東へ入ると、比高80mの山頂には白石城(しらいし)があります。
   
   
岡山の川の流れは大好きです。 城跡から見える旭川、広くて優美な流れを時間の流れに変えてほしくなるのです。

保存会の方かな、すごくきれいに整備されています。

西には旭川、東は支流の長谷川が流れています。 川の流れがどのお城につながっているのか、それだけでも時間を過ごせるよ。
 
  
登山口は国道沿いにあるから、すぐに見つかったのですが、車をどこに置くか、あっち行ったり来たりです。

遠くに置いて歩いて来たよ。 きれいに整備された道だから、ほんと快適だよ。
   
  
登山途中には大きな堀が横に走っている。 その上方には放射状に14本の堀があるらしい。

案内説明で「大空堀」とあって、今まで「おおぞらぼり」と思っていた。  
  
  
尾根には十二段の郭があるらしいよ。

何段か見たけど、もっと沢山あったんだね。 
  
  
「旭川」

岡山の川は情緒があります。

浦上氏の天神山城から津山を通る吉井川。
岡山市から金川城、白石城そして勝山へと続く旭川。
総社から北へ行くと備中松山城がある高梁川。

流れを見ていると下流にはどこのお城、上流には誰のお城と思い出すよ。 
  
  
これは東から見た白石城の山です。 田植えの準備をしているね。

川と田んぼと城山、ゆっくりとゆっくりと時間が過ぎてきたね。 それぐらいの速さの方が、沢山のことが見れそうだよ。

今の時代、時間の流れが速すぎて、ほんとテレビやパソコンで見た気になってしまうよね。

ゆっくり歩いた方が、時の流れをゆっくりと楽しめるのにね。 
   

    
白石城は、室町時代の嘉吉年間(1441-44)に、播磨から備前に進出した赤松氏に属した田淵氏光が築城し、永禄七年(1564)に五代城主・田淵氏相が、宇喜多勢に攻められ落城するまでの約120年前、田淵氏の居城であったと伝えられている。

その後、金川城主・松田氏、岡山城主・宇喜多氏の支配を経て、慶長五年(1600)の関ヶ原の合戦で宇喜多氏滅亡後は廃城となり、美作への備えは対岸の建部陣屋へ移りました。

白石城は、旭川と長谷川が合流するすぐ北にある比高約80mの急峻な独立山塊を利用して築城しています。

山上部を削平整地して本丸を置き、三方に下降する尾根上に計十二段の小郭を設け、北西斜面には放射状の空堀り十四条と、その下方に山形に掘られた二本の大空堀りを配しています。

城山の東西は川に挟まれ、山上からの眺望視野も広く、小規模ながら均整のとれた山容とともに、天剣と地の利を合わせもつ要衝の地に築城された中世山城跡であります。

『現地案内を参照』

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