爪ケ城

岡山県津山市奥津川

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国道53号線、「日本原交差点」を北へ塩手池を越えて山間を走ると「ウッドパーク声ケ乢(こえがたわ)」の駐車場に着きます。

東側の標高1114mの山頂には、爪ケ城(つめが)があります。

2005年10月の終わり、美作も秋色が似合います。 青空いっぱい、美作の山もいっぱいだよ。
   
   
山麓には広戸氏の居館である本丸城、ここから南の中腹には籠城する時の矢櫃城があるよ。

そして最高所の「詰の砦」、ここが爪ケ城です
 
  
広戸仙と呼ばるのが、左の山頂、爪ケ城がある所だよ。

右側が滝山かな、そしてまだ右には那岐山(1240m)があるんだ。

ここから見ると、広くて高い、びっくりするよ。
    
   
車でどのくらい登ったのかな、案内を見ると標高530m。

もう半分も来てる、すっかり安心。 「熊に注意」とある、鈴かラジオを鳴すといいらしいよ。

あまりに可愛い鈴だから、不安。 
  
  
 第1展望台は標高750m、つづら折れの道だった。

1回のつづらが長い長い、やっぱり出合った人は小型木魚みたいな鈴を鳴らしていたよ。

第2展望台がこの山かな、標高850m。

いままで1.8km、山頂まで1.2kmだよ。
  
  
第2展望台から、きつかった、ペットボトル3本持ってきた。

重たいと思っていたら、岡山県の道路地図まで入っているよ。

あの山頂が爪ケ城、もうすぐだよ。

六甲縦走もすごいけど、爪ケ城・滝山・那岐山縦走コースとある。

14kmぐらい、これからの時期、あまり触れないでおこう。
  
  
北側、ひょっとして、矢筈城。 なんか自信が湧いてくる、もう手中にありだよね。

ずーっと向こうは鳥取、倉吉の打吹城から行ってないよ。

大山、船上山、米子、出雲。

こんなに行きたいと言いながら、ついつい丹後方面に行ってしまう。 
  
  
 山頂手前300mの展望台、東の滝山、向こうが奈岐山。

奈岐山から下りるとどの道通って帰るのか、意外と道路地図が役に立つ。
  
  
南の山、この展望台から南に下りると矢櫃城がある。

あの尾根の先かな、金山道とあるよ。

今日は少し霞んでる、街や田んぼ、丘や山が懐かしいように見えるよ。
  
  
展望台から山頂へ行く所。

山頂に登ってきて、一生懸命掘ったんだよね。

当時の人たちの体力はすごいよ。

ホームコタツでビール、テレビで癒す。

いったい昼間は何して疲れているのかな。
  
    
山頂の砦、もう疲れはないよ。

美作の山、ほんとうに青空いっぱい。

さあ、矢櫃城へ行くよ。  
   

    
菅原道真から七代目・菅原知頼を祖とする美作菅家一族は、知頼から十代目の仲頼が東の大別当城(勝田郡奈義町)の城主です。

「三穂太郎」伝説の主人公で知られる仲頼の三男・満佐には七人の子があり、有元・広戸・福光・植月・原田・鷹取・江見の管家七流に分かれました。

その一人、広戸佐友が矢櫃城主となるのです。

天文2年(1533)、尼子氏が美作に侵攻した時、その部将・三好安芸守が矢櫃城を攻め落とし、城主の広戸広家は自刃、その子・新三郎は尼子氏に捕えられ出雲へ連れ去られるのです。

永禄6年(1563)、新三郎は岡本広義と名を変えて、再びこの地に戻り、本丸城から南に築いたのが吹山城です。

『参考文献を参照』

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