吉田城

滋賀県犬上郡豊郷町吉田

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名神高速道路「八日市IC」から国道307号線を北へ走ります。

松尾寺の交差点から220号線を西へ、東出交差点を越え、目加田を過ぎて南に入ると吉田城(よしだ)がありました。
  
  
安孫子城から西へ走り、目加田城は懐かしいと思いながら、岩倉川を渡ります。

道沿い、お旅所のある社を南へ曲がるとお城の碑があるよ。 佐々木氏一族のお城、信長に焼かれるんだね。
 
  
街道かな、古い街並みは大好き。 ここは酒造会社(株式会社岡村本家)、彦根井伊藩からお酒造りを命じられた。

金亀、彦根の町の名前だね、元気がでそうだよ。 でも今日はここまで、早く帰ってビール飲みたくなってきたからね。
   

    
佐々木源氏の一流、佐々木秀義の六男・巌秀(いわひで)がこの地を領して吉田氏と名乗ります。

寿永3年(1184)、兄・四郎高綱は宇治川の合戦で名馬(いけずき)を駆って、梶原景季と先陣を争い名をあげた武将です。

吉田城は、岩倉川と子増川を自然の外濠とし、その水を引いた内濠をめぐらして築城されたようです。

現在はその内濠の大半が埋められて僅かしか残されていないうえ、城は元亀2年(1571)、宇曽川の戦いで、信長軍の馬蹄に踏みにじられ焼き討ちにあい、あとかたもなく焼きつくされてしまいました。

築城時の史記はおろか、落城の伝承は何一つ残されていません。

吉田氏は、子々孫々この地に地頭として生き延びますが、巌秀の9世孫の徳春の代に京都嵯峨へ退隠して角倉(すみのくら)の家祖となりました。

江戸時代の豪商角倉了以(りょうい)は、その子孫です。

『現地案内を参照』

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