兵庫県神戸市須磨区須磨寺町1-1-63 | |
兵庫県の源氏物語 | |
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現光寺は、紫式部が書いた源氏物語の主人公・光源氏が、従者数人と京より須磨に退去した際、わび住まいをいていた所と古来より語り継がれてきました。 このことから「現光寺」は、以前は「源氏寺」とか「源光寺」と呼ばれています。 |
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謡曲「須磨源氏」は、日向国宮崎の社宮・藤原興範が伊勢參宮の途中、須磨の浦に立ち寄ると、老樵夫(しょうふ:きこり)が桜の木陰から現れました。 光源氏の一代の略歴を物語り、自分はその化身であることをほのめかしました。 その夜、旅枕の興範の前に菩薩となっている光源氏が兜卒天(とそつてん:仏教の世界観における天界の一つ)より、気高く優麗な姿で天下り、在りし日の須磨のくらしを回想しつつ、青海波の舞を舞って、夜明けと共に消え失せるという典雅な曲です。 |
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須磨は古来、観月の名所として名高く平安時代の王朝ロマンの主人公・光源氏が、複雑なしがらみの中で、傷ついた心をなぐさめるのに格好の地だと、千年の昔に生きた紫式部も知っていたのでしょう。 境内の老松に月のかかった秋の夜など、源氏の君が藩架(ませがき)をめぐらせて侘び住いしていたのです。 『現地案内を参照』 |
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