青木周弼 旧宅

山口県萩市南古萩町3

山口県の幕末史跡
 
享和3年(1803)、周防大島郡の村医・青木玄棟の長男として生まれました。

長州藩医の能美洞庵から医学と儒学を学び、30歳の時に江戸へ行き、蘭医・坪井信道からオランダ語と臨床医を学びます。

弟・青木研蔵と長崎のシーボルトに教えを受けに行き、天保9年(1839)、長州藩医になり、萩藩が「医学館」を開設し蘭学教授となりました。

弟・研蔵とともに藩内に天然痘ワクチン接種(種痘)を行い、コレラ治療に貢献し、高杉晋作が10歳の時に、疱瘡にかかり、その治療をした医者としても知られています。

嘉永4年(1851)、13代藩主・毛利敬親の侍医を務め、藩に西洋兵学を紹介し、村田清風を通じて幕末の藩政改革に尽力しました。

文久3年(1863)、61歳で世を去りました。

『Wikipedia参照』