明倫館

山口県萩市江向602

山口県の幕末史跡
 
享保3年(1718)、5代藩主・毛利吉元が旧明倫館を創建しました。

13代藩主・毛利敬親(たかちか)は規模拡張と移転を決め、嘉永2年(1849)、江向に完成したのが新明倫館です。

明倫館碑は2つ、左側は元文6年(1741)、6代藩主・毛利宗広が旧明倫館創立の由来を伝えるために建立しました。

右側の碑は、嘉永2年(1849)、毛利敬親(たかちか)が新明倫館の開校を記念して作られています。

観徳門(かんとくもん)は、孔子を祀った聖廟の前門です。

本願寺萩別院に移され客殿門になっていましたが、昭和57年に現在の場所に移されました。

明倫館の主な出身者は、吉田松陰、井上薫、桂小五郎、高杉晋作、乃木希典ら蒼々たるメンバーです。

有備館(ゆうびかん)は、旧明倫館の剣術場と槍術場を移して拡張した建物です。

北半分が剣術場、南半分が槍術場になっています。

有備館は、藩士の練武のほか、他国からの剣槍術の修行者との試合場でもあり、坂本龍馬も試合をしたと云われています。

南門は新明倫館の正門として建てられ、本願寺山口別院に移され正門になっていましたが、平成16年に元の場所に移築されています。

吉田松陰がいて、高杉晋作がいて、坂本龍馬が来て、なんてすばらしき教育の場なんだろうね。

『萩市明倫学舎HP&Wikipediaを参照』