夜比良神社 (やひらじんじゃ)

兵庫県たつの市揖保町揖保上
少し北西には中臣印達神社(なかとみ いたて)、揖保川を北へ上ると粒座天照神社(いいぼますあまてらす)があるよ。

  
神社の起源は、14代・仲哀天皇の皇后である夜比良神社の創建は、1200年以前と云われています。

御祭神の大己貴命(おおなむちのみこと)は他に大国主神・大汝命(おおなもちのみこと)など多くの別名で呼ばれ、出雲大社の御祭神と同神です。

はじめ出雲の国を開拓平定され、因幡国を経て播磨国に入り、揖保川に沿って南下され、粒丘に足を留められました。

   
そして、この地域を開き、人々をいつくしみ、災難を除かれました。

これにより、揖保川流域の北を御護りする播磨国の一の宮である伊和神社を「北方殿」と呼ぶのに対し、夜比良神社を「南方殿」と呼ばれています。

また中世には、下揖保荘の総鎮守として、播磨国の豪族赤松氏の尊崇をあつめ「神式は赤松政村これを定む」と今に伝えられているのです。

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